kiribosiのブログ

高等教育機関で働く人間の思うことを書いています。

教えるという仕事の現状や考え

教える側と学側

 専門学校という形から、高校を卒業し入学する学生もいれば、大学を卒業・中退

社会人を経て手に職をつける目的で入学する人や留学生など

今まで学力や地域で分けられていたものから、目指すものが同じ集団生活になる訳です。

 

今までの各々の学習スタイルや、集中力の使い方、積極性など様々な学生がいる中授業をするという形になります。(私の場合はクラス制)

 

答えを教えるのか、プロセスを教えるのか

恐らく後者と思う人が多いでしょう。

しかし、実際は以外とそうでも無いことがあります。

例えば、学生の授業態度が悪く、注意しても直らない、覚えない

糸の切れた先生は、淡々と授業を行い、答えを伝えておしまい。

と、先生自身のモチベーションが下がると落ちてしまう負の連鎖が始まります。

一度そうなってしまうと、モチベーションを上げるのは普通の企業より教育の現場は難しいかもしれません。

 

一般の企業が行う新入社員を育てることと違う点

入社した新入社員を一人前に育てることも大変です。

大きく違う点は、

少なからず面接をパスして入社したこと。

人事や採用担当の方がくじ引きで毎年採用しているならともかくですが、

大抵の専門学校は、入学金があれば入ることが可能です。(厳しい所ももちろんあります)

高校時代引きこもりで通学が出来ない学生も入学意思があれば入れる訳です。

 

比較的自由に希望の大学へ入る事出来る今の時代ですから、

専門学校を希望する学生は、そういった点でも社会の枠よりも少し外れた学生達も当然入学してくることになります。

 

今の私の学校の場合だと、そういった学生がクラスの4 - 6割の場合もある訳です。

特に、一度人間関係で失敗し中退したケースも少なくありません。

 

技術や知識を教えるはずが、いつの間にか学生の心のケアや、人間教育がメインになっていることを感じ、本来の自分のやりたい仕事は

学生のケアなのか、自分の知識・経験を学生に伝えることなのか

ふと頭によぎる訳です。

 

少子化になり、学生数が年々少なくなる中

入学してくれる学生はありがたいですが、学生も先生も問題が山積みです。

 

最後に

私の頭の中を整理する為にブログを当面書いていく事になりそうです。

愚痴になってしまい、文書も書きなぐりになってしまったので今日はこれにて。